TV撮影の報告、最終回。
いよいよ、修理完成です!
これまでの記事はこちら↓
<その1「修理ご依頼の接客シーン」 >
<その2「修理作業シーン①サイズ直し」 >
<その3「修理作業シーン②石留め」 >
サイズ直しと石座制作と石留めまで、無事終了して、最後にリング全体を仕上げ直しを行い、いよいよ、修理完了です!
修理開始から約6時間、無事出来上がったリングの写真はこちらです!!
一番左に入っている、紫色のアメジストが今回お入れした石。他の石は、長年使い込んでいて表面が少し磨り減ってしまっていますが、一つ一つ丁寧に洗浄し、新しく入れた石と違和感が無いくらい綺麗になりました。
撮影をどのように進めるか、ということより、実際に修理が可能かどうかが一番心配でしたが、何とか無事完了して、新藤をはじめアトリエのスタッフも全員で一安心でした。
お客様が海外渡航前でご多忙と言うことで、お渡しは、翌日、TV制作会社の方がご自宅へ納品に伺ってくれました。
お喜びいただけるか、ドキドキして連絡を待ちましたが、製作会社の担当の方から無事お渡しできたとの連絡があり、翌日お客様から以下のようなメッセージを頂きました!
「このたびはこのようなチャンスをいただき、
古いもののため、
今回の地震のあとにでき上ってきたというのもまた、
家の中ものがすべてひっくり返り、古くなったもの・
本当に残したいもの、
昨日から指にはめたままですが、
本当に今回のチャンス、ありがとうございました。」
新しくオーダーメイドでお作りするジュエリーも、もちろん色々な難しさがあり、アトリエでは毎回頭をひねって試行錯誤して制作していますが、やはりお預かりしたジュエリーの修理や加工が、一番経験と工夫が必要になるなぁと改めて実感しました。
また、なかなか修理の現場を映像として残すチャンスも無いので、こうやってきちんと撮影する事は、資料としても貴重なものになるのではないかと思っています。
それでは、みなさま放映をお楽しみに!
スケジュールがわかり次第またご報告します。