I am Fujimori, the representative of ADAM.
先日の9/19に、石巻の桃生中学校へ、キャリアセミナーの講師として行ってきました。
東北の子供たちの学びと活動を支援するコンソーシアム「プロジェクト結」が主催するこちらのイベントへの参加は今年で3回目、
中学生たちが自分たちの将来を考えるために、様々な職業の話を聞くという、 素晴らしい企画にまたお招きいただきました。
授業は、3限目と4限目、45分の授業を2回行います。
まずは、デザインをしたジュエリーや宝石の原石の実物を見てもらいながら、普段の仕事の内容や、
ジュエリーの仕事に就くまでの僕個人の話をしました。
特に宝石の原石の話で、地球が作り出した造形のおもしろさにはみんな驚いていました。
ジュエリーの仕事する魅力として、中学生のみなさんに次のようなことを伝えました。
・接客から、デザイン、製作、お渡しまで、一人で“全部できる”製品(プロダクト)である
・ さまざまな人の人生の、幸せ(ポジティブ)な場面にたずさわることができる
・ 自然の力と魅力を、強く感じ、寄り添い、味方につけ、造形することができる
interpoint (interword separation) 良いジュエリーを作るには、学歴、理系文系、国籍、言語、性別、職歴、など関係ない。
⇒ 世の中の価値観や既成概念に左右されずに仕事ができる。そのかわり自分そのものの魅力、実力が試される。
そして今年も、授業の後半は、実際にジュエリー製作の実習をしてもらいました。
プロの職人が使う本物の刻印とハンマーをシルバーのペンダントに、自分のイニシャルを刻印していきます。
話をしているときは、そこまで興味がなさそうだった男の子も、作業に没頭して満足してくれた様子。
”先生”も去年よりちゃんと成長して、より時間配分がうまくなり、作業も含めてきちんと時間内に授業を終えることが出来ました!
今年も総勢24名の講師が集結!
パイロット、パラリンピック代表選手、新聞の論説委員、美容師、翻訳家、ダンスやヨガのインストラクター、そして地元たらこ屋さんの社長、
様々な業種のそれぞれ第一線で活躍されているスゴイ方々です。
講師の皆さんとの出会いも本当に貴重な時間でした。
そして最後は、中学生の皆さんと一緒に今年も美味しい給食を頂きました!
秋刀魚に、栗の煮物に、そしてウサギゼリーと、15夜特別メニューでした!
美味しかった!!
中学生は、ついこの間まで小学生だったあどけなさと、すぐ高校生や社会人になる大人びた面と、
両方を併せ持っていて、何かを伝える難しさを非常に感じますが、
その分、改めて自分の仕事について語ることに、ごまかしが効かないことを強く感じます。
おかげさまで、自分自身を省みる良い機会になりますし、
それ以上に、中学生たちのジュエリーに対するキラキラした目と、作業に打ち込み楽しむその姿に、
ジュエリーやものづくりが持つ根源的な魅力を再認識して、とても勇気づけられました。
もしまた来年機会をいただけたら、より面白い授業を準備していきたいと思います。
Thank you very much.