6月からサービスを始したセルフメイドマリッジリングですが、実際に先日セルフメイドでお二人のマリッジリングをお作り頂いた渡邉様カップルの様子の写真を交えて実況中継スタイルでセルフメイドマリッジリングのサービスの流れをご紹介させていただきます。
①ご来店一日目 「デザインご検討」
まず、最初の来店の際に、どのようなマリッジリングをお作りするかデザインをご検討いただきます。
セルフメイドでお作り頂く場合でも、デザインの自由度はかなり高いので、様々なデザインをご検討いただけますが、実際の製作ではハードワックスを手作業で削り出して形を作って頂くため、自由な形状よりむしろきっちりとした形の方が難しかったりします。
今回お二人のご希望は、セルフメイドでお作り頂くのはちょっと難易度の高い幾何学的なデザインでした。
②ご来店二日目 「デザイン画、御見積もりご確認。デザイン決定」
10日ほどお時間を頂きご希望いただいた内容を元にデザイン画を製作しました。
デザインをご確認いただき、ご希望の追加や変更もなくデザインを決定していただき、使用する地金当店のオリジナルカラーゴールドであるシャンパンゴールドに決定しました。
セルフメイドでお作りになる場合は特にボリュームのあるデザインになることが多いため、プラチナ地金が非常に高い現在、カラーゴールドやホワイトゴールドでお作りするのもお勧めです。
次回のセルフメイドのご予約を1週間後にして頂きました。
③ご来店三日目 「セルフメイド(マリッジリングをご自身で製作)」
さて、いよいよセルフメイド当日です。
お二人には、デザインルームにある製作スペースにて作業していただきます。
当日は、担当するクラフトマンが二人をお出迎え。出来上がるまでお二人に付きっ切りでお手伝いいたします。
まずは、セルフメイドでリングが出来上がるまでのご説明と、実際の作業の説明を工具の使い方からご説明します。お二人とも真剣に聞いていただいています。
とはいっても百聞は一見にしかず、一通り説明を聞いて頂いた後は早速お二人で製作へ。
初めて触れる工具とハードワックスに、少し最初は戸惑いながらも少しずつ作業を開始。
あっと言う間に1時間が経ち、ここで一旦休憩。コーヒーと甘いお菓子でちょっとだけリラックスタイムです。
さて、製作の後半開始です。徐々に形が出来上がり、仕上げ段階に入っていきます。
ものすごい集中力のお二人。難しい幾何学的なフォルムを繊細な手つきで仕上げていきます。
そして作業開始から約2時間。ハードワックスの原型が出来上がりました!
さて、ここからはアダンのクラフトマンの作業となります。
お二人に作って頂いたワックスの原型を整え、シャンパンゴールド地金で鋳造を行います。
今回、お二人は本当に手先が起用で、殆ど手直しが必要のない程完成度の高い仕上がりだったため、どの程度クラフトマンが整えるのかご希望をお伺いし、基本的には手を加えずにお二人が実際に作ったそのままの形で鋳造し、リングを完成させる事にしました。
そして、1ヵ月後。。。
④最終ご来店日 「フィッティング、お渡し」
ついにリングが完成しました!!
規則的な18の面がリング全周に入った、モダンなデザインの幅広リングです。
お二人が手作業で作った一つ一つの面が、表面のカーブの具合や角の立ち方など、お二人それぞれの個性がとても現れていて、幾何学的なデザインにもかかわらず手作りの味わいがとてもよく出たリングに仕上がりました。
最初、お互い相手の方のリングを作るか、ご自分リングを造るかで迷ったお二人、お互いのリングの出来上がりを見て、自分で作ってよかった!とおっしゃっていたのがちょっとほほえましかったです。
仕上がりにも満足していただき、お二人で出来上がったリングを身に着けて頂き記念撮影。
シャンパンゴールドのカラーは、男性がつけても違和感がない優しい色合いで、お二人ともとてもお似合いでした。
セルフメイドでお二人自身でお作り頂いた世界で一つだけのオリジナルマリッジリング、リング自体もモチロン素敵ですが、リングをお作り頂くお時間そのものがかけがえのない素敵な思い出になるのではないかと思います。
今度はマリッジリング以外にもセルフメイドでチャレンジしたいとおっしゃっていたお二人。またのご来店是非お待ちしております。どうかお幸せに!!
取材にご協力いただいた渡邉様、誠にありがとうございました。
ご予約やセルフメイドについてお問い合せは、当店HPのお問合せページ から、「セルフメイド予約」もしくは「セルフメイドお問い合せ」とお伝え下さい。