こんにちは、アダンの重田です。
先日お仕事終わりにふらりと展示をみにいきました。
できたての渋谷パルコ、パルコミュージアムトーキョーで開催中の「flowers」。
ポカリのCMなどで有名な写真家の奥山佳之と、フラワークリエーター篠崎恵美(edenworks)のふたりの企画展です。
生前に花を愛した祖母が暮らした家を、現在自身のアトリエとしている写真家・奥山由之。
フラワークリエイター・篠崎恵美が提供する、棄てられてしまう花や植物を、亡き祖母と対話をするように撮影したプライベートワークの作品を展示しています。
展示に入ると小さな庭があり、見覚えのある身近な花たちにひと足早い春を感じます。
祖母との記憶を懐古するかのように、生活空間を切り取った風景、花々のフィルム写真が並び、
写真とともに綴られているエッセイは祖母を懐かしむやさいしい言葉でした。
展示空間には森のような空間があり、生の植物におもわずなんでも手で触ってしまうくせを思い出しました。
edennworksはいちど訪れた時、美術館のようなパワーのある花屋だと感じました。
お花は生き物だと強く伝えられた気がします。
祖母の暮らした家で枯れていく花々を見送る生活が、いつもすこし切なくなつかしい奥山さんの作品の秘密なのかもしれません。