こんにちは、アダンスタッフの中井です。
昨日会期があとわずかにせまった「ブラジルの先住民の椅子」という展覧会に行ってまいりましたのでそのレポートをいたします。
目黒駅から徒歩7分程のところにある東京都庭園美術館
初めて足を運んだのですがその佇まいがとても気に入りました。
”庭園”美術館というだけあって、見事な庭園の中に位置する美術館。
もともと旧朝香宮家の邸宅であったそうで、1906年、アール・デコの全盛期のフランスの影響を強く受けています。
内部の改造をほとんど行わず、現在美術館として使われているそうですが、
アール・デコの様式を留めた昭和初期の貴重な建築物として国の重要文化財に指定されています。
展示の内容ですが、タイトルの通り、ブラジルの先住民の方たちが作った手作りの椅子がいたるところに展示されていました。
モチーフがどれも現地で目にする野生の動物たち。
サルや、鳥が圧倒的に多く、
日常生活の中で使用したり、シャーマンによる儀式や結婚式等の特別な機会に用いるなど先住民の生活に深く根付いている欠かせないものであったのだそう。
中には、こうもりやエイなど、変わったものも。
スーパーマンポーズのサルはとても可愛かったです。
1階、2階の展示室から新館へ移り、
最後に入った大きな部屋。
壁中に作品が飾られていて、
中央の白いビーズクッションでくつろぎながら眺められるスタイル。
この空間がなんとも癒されました。
目の前に、ぶさかわなジャガーが。。。
南米大陸ならではの、アルマジロ。
あと奥の作品は魚だそう。
中でも私のお気に入りは、
この小さいジャガーでした。
ゆるーいデザインなのですが、
動物の本質を捉えていて、見れば見るほどホッコリ心温まるぬくもりが伝わってきます。
明日が最終日となります!
3連休のお出かけに是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?
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東京都庭園美術館
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