昨日の休業日は、桜が終わった青葉が眩しい上野へ、国立博物館で行われているカルティエ展に行ってきました。
カルティエ クリエイション ~めぐり逢う美の記憶
国立博物館表慶館 2009年3月28日(土)~5月31日(日)
それほど広くない表慶館での展示でしたが、プロダクトデザイナーの吉岡徳仁氏が監修した展示は、非常に工夫に富んでいて見ごたえがありました。
副題にある「Story of~」というコンセプトが差すとおり、カルティエのメゾン創設から脈々と続くマスターピースの数々を、それぞれの作品が持つストーリーや背景ともに紹介するという、ジュエリーをテーマとした展示会としては、ジュエリーそのものよりその周辺に焦点をあてた面白い企画でした。
ただ、それぞれのストーリーを追うと、最終的にはカルティエのブランドに引き込まれるという、タイアップを感じる(企画からして当然ですが)ところがあり、少しくどい感じもありましたが。でもいまや定番となっっている時計やジュエリーの誕生ストーリーを知ると、ムズムズほしくなってしまうのは、さすがうまいなぁと思いました。
世界のセレブリティー達がもつある意味強烈なリクエストに応え続けてきたジュエラーの歴史は、オーダーメイドジュエリーを看板にして仕事をしている自分にとって良い励みになりました。僕も頑張ります。
展示会の後は、博物館の中を少し散策。八重桜はまだ満開で、穏やかな日差しの中で新緑とともにとてもきれいでした。
モダンな新しい建物の法隆寺宝物館の中にある、ガーデンテラスで遅めのランチをのんびり食べて帰りました。
国立博物館の敷地にあるこの明るいオープンカフェは、景色もよくゆったりしていてかなりの穴場だと思います!
少し汗ばむくらいの天気の良い水曜日。久しぶりにとてもリラックスした時間がすごせてよかったです。