海・川・山・ビールに焼酎、、
夏は大忙しですね!
そわそわが止まらないアダンスタッフの正田です。
今回はレジャーではなく、シックに美術館のお話。
国立新美術館にて開催されている、『ジャコメッティ展』に行ってきました!
アルベルト・ジャコメッティはフランスで活躍した彫刻家なのですが、
私が学生のころには、よく話題に登る作家でした。
なんといっても、この細さ。
さまざまなディティールをそぎ落としたフォルムのはずが、どこかざわつきを感じる質感。
作品そのものを見るというより、周りの空間のわざつきこそが、ジャコメッティの作品の特徴だと思います。
モデルと作り手の距離感を何度も探った結果この細さにたどり着いたのではないでしょうか。
どんな作業でも、つけては削り、加えては捨ての繰り返しで、美しいものが生まれるなだなと教えられた気がします。
こちらは有名な歩く男
彫刻作品も見ごたえありましたが、私は素描に心惹かれました。
一線一線は生きているようで、どこか機械的な印象を受けます。
ただのモデルを写すのではなく、モデルの存在感や空気感を捉えようとしているかのようです。
少し話は逸れますが、先日家で観た実在のピアニストの話「Shine」という映画の主人公役のジェフリー・ラッシュ。
煙草を吸いながらピアノを弾くシーンが、煙草を吸いながら絵を描くジャコメッティにそっくり!
なんて思っていたら、
来年1月公開予定のジャコメッティを描いた映画『Final Portrait』(原題)の主役は何を隠そう、ジェフリー・ラッシュでした!!
興奮です!
映画も楽しみです☆
ジャコメッティ展
http://www.nact.jp/exhibition_special/2017/giacometti2017/