こんにちは、アダンスタッフの中井です。
水曜日といえば、
レディースデーでしたね!
ふらっとキャストに釣られて、
「ヘイル、シーザー!」をチョイスしました。
1950年代のハリウッド。スタジオの命運を左右する超大作『ヘイル、シーザー!』の撮影中、世界的大スターの主演俳優ウィットロック(ジョージ・クルーニー)が何者かに誘拐されてしまう。事件解決を任されたスタジオの何でも屋(ジョシュ・ブローリン)は、魅力あふれる若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や著名なミュージカルスター(チャニング・テイタム)ら個性豊かな俳優たちを巻き込み、ウィットロック奪還に向け奮闘する。
《yahoo映画より引用》
全体のストーリーがイマイチつかめず、流されるまま各シーンに散りばめられている小ネタを拾い集めて笑うの繰り返し。
個人的な感想としては、見た直後は「あっけに取られた」そんな気持ちでした。その後、ジワジワと思い出し笑いとともにもう一度観たくなってきます。
起承転結はっきりしているベタな映画を求めている人には物足りない消化不良があるかもしれません。
逆にそういったものに飽々している方なら是非ともこちらを観てもらいたいです。
舞台は映画産業の全盛期である1950年代、その時代のオマージュが満載で、
共産主義者排斥運動が盛んであった時代背景や、宗教についても様々な角度から盛り込まれている。
予告を見る限りでは、誘拐事件がメインストーリーのサスペンスコメディだと思いがちですが、
意外とその内容は正直どうでも良くなってくる。
映画制作に携わる人達の舞台裏を垣間見るそんな作品だと思います。
各場面で出てくる登場人物が個性派揃いで「イタい」姿がなんともシュールで
思わず必死に声を殺して笑ってしまう事が多々ありました。
チャニング・テイタムは常にキメキメの表情で、いちいち切れの良い動作で役作りをしているし、
ティルダ・スウィントンはゴシップ記者として双子姉妹役をしているが
またその登場の絶妙な登場の仕方がたまらないし、
そして何より、
アルデン・エーレンライクは訛りが強すぎて演技指導されるも気づいていないマヌケな大根役者っぷりにすっかりハマってしまいました。
家に帰って映画のレビューを見ると、賛否両論。
それもうなずけるコアなファンを虜にするコーエン兄弟の名作だと思います。
全国のTOHO系映画館で上映中なので、ぜひこの機会に足を運んではいかがでしょうか?
◯Infromation
・制作:2016年、アメリカ
・日本公開:2016年5月13日
・上映時間:106分
・原題:『Hail, Caesar!』
・配給:東宝東和