日本からエールフランスでパリで乗りつぎ、無事20:30にフィレンツェの小さな空港に到着。一年ぶりのイタリア。
早速、展示会のメンバーに電話をすると、滞在先のアパートにいると思いきや、トラットリアでまさにこれから夕食を食べるところだという。え?何でこんなに着くのが早いの?って・・・。ちゃんと時間通りだよ。
このままアパートに向かっても誰もいないし、というより鍵もないから入れないし、仕方がないので大きな荷物を抱えたまま、空港からタクシーでポンテベッテキオのそばのトラットリアへ。
「オステリア・チンギアーレビアンコ」。チンギアーレはイタリア語でイノシシ。いろいろな工房がひしめく職人地区にある古いトラットリア。
もうメンバーはすっかり食べ始めていて、僕はお店の名前どおりにイノシシのパッパルデッレ(平打ちの幅広パスタ)を注文。
日本からの長旅だし、日本時間ではとっくに真夜中どころか朝方なので食欲がなかったけど、一口ワインを飲み始めたら、急に食欲がわき、一年ぶりのイタリアで食べるイタリア料理に、ああやっぱり旨いなぁと、ペロリと平らげる(写真撮り忘れた)。ワインもたくさん飲む。
アパートについたのは結局11時ころ。もうちょっと飲みたいねという話になり、ワインを求めて外に出るがもう辺りのお店はすっかりしまっていて、仕方なくちょっと歩いた深夜までやっているピッツェリアにいき、飲み物だけを買うわけにもいかず、食べたくもないピザとワインとビールをテイクアウト。飲み始めるとメンバーの最後の一人がようやく到着。無事日本からの参加メンバーは全員集合。しばらく飲んで雑談し、2時ころ就寝。日本出発前もほぼ徹夜で、飛行機の中もいろいろやっていたので、ぐったりと寝る。
翌日は朝から早起きして明日からの展覧会の準備。
以前留学時代に通っていた学校の教室をお借りして、ディスプレイ作業を行う。
今回のイタリアの展示会も昨年と同様、トラットリア(小さなレストラン)の壁面を使用して行う展覧会のなので、壁面展示用のガラスケースの中に作品をディスプレイする形式。
お昼には、会場となるトラットリアACCADI(アッカディ)へ打ち合わせがてらランチに。
このトラットリアは、フィレンツェのトラディショナルな料理をリーズナブルに食べられる小さなレストランで、
早速サルチッチャ(イタリアの生ソーセージ)と赤ラディッキオ(チコリより少し大きい野菜)のペンネをプリモに食べる、肉感のあるほぐしたソーセージをさっぱりとしたトマト味の仕上げでとても美味しい。
セコンドは軽めにカルチョーフィ(アーティチョーク)のサラダを食べる。パルミジャーノチーズのスライスとルッコラを一緒に食べるのだけれど、鮮やかな香りの素材をそのまま組み合わせてシンプルに食べるスタイルが、日本では食べられないイタリア料理の典型だなぁと思いながら堪能。旨い。
午後からずっと展示の準備、夜7時まで学校の教室をお借りして、その後はアパートに戻り作業を続け、スーパーで買ってきた生ハムをつまみながらビールを飲みつつそのまま結局晩御飯も食べずに準備。3時頃ようやく就寝。
いよいよ明日展示初日だ!