店長の藤森です。
タイ・バンコクの出張から無事帰国しました!
騒がれていた政情不安も気付くことが難しいくらいまったく平穏なバンコクで今年も実りのある仕入れが出来ました。
↑タイバンコク、王宮内の寺院を支える猿神の像。全身モザイクが施され、派手だけど良い色合い。
現地から報告を上げられれば良かったのですが、ネット環境と時間のやりくりが上手くいかず、帰国後の報告となります。
まずは、ジェムフェアの概況と初日の報告から。
タイのバンコクで年に2度行われるジュエリーショー「Bangkok Gems & Jewelry Fair」は今回で47回目という歴史ある見本市で、1000以上の出展者が集まる世界的にも大きなジュエリーの見本市です。
タイのバンコクは、カラーストーン、特にルビー・サファイヤ・エメラルドといったいわゆる三大貴石の世界的な集積地で、バンコクのジェムショーは、その三大貴石を中心としたカラーストーンの展示量としては世界最大だと思います。
バンコク郊外にあるIMPACTという見本市会場は、ビックサイト顔負けの巨大さで、会場に入ると永遠と続く出展ブースに気が遠くなります。
ルース(裸石)を販売、取引する業者だけでも300ブース近く出ていると思うので、商談をせずにすべてみて廻るだけでも大変です。
初日はある程度商談相手を絞るための下見に集中し、値段だけをサラッと聞いては移動して、徐々に相場をつかんでいきます。
決まったサイズの決まったクオリティーであれば比較は楽ですが、狙いは日本にはあまり流通しないカボッションカットの石、特にカービング(彫りが施された)のルビー、サファイヤ、エメラルドなどは、バンコクに来ない限りかんり手に入れるのが難しいのですが、石一つ一つの個性が非常に大きいので、中々比較自体が難しく、ちょっとした違いでも値段が10倍くらい違うこともざらにあり、特に大物は狙いを定めるだけでも大変です。
石はエネルギーが強く(あまりストーンパワーなどは気にしないほうですが)、真剣に見ているとすぐにヘトヘトになりますが、それでも魅力的な石に出会うとすぐに1時間くらい石選びに没頭してしまいます。
↑日本ではめずらしい、カボッションカットの美しいルビーとサファイヤのルースがたくさん展示されています
昼ごはんもそこそこにあっと言う間に7時間あまりの時間が過ぎ、おおよそ候補が絞られたところで初日は終了。
ホテルに帰り、大好きなタイ料理と古式マッサージで体力を回復。
次回は、実際に手に入れた獲物たち(笑)を何点かご紹介します!