ヨーロッパで仕入れたルースのご紹介、第二段です!
トルコ石というと、名前の通りトルコで取れる石と思われがちですが、それはかつてヨーロッパにトルコ人商人が持ちこんだためそのように呼ばれていますが、世界的な産地となると、トルコではなく、アジアではイランやアフガニスタン、それとアメリカ、オーストラリアといった地域になります。
特にアメリカのネバタ州やアリゾナ州で産出されるトルコ石は、良質なトルコ石が多く、産地が判る綺麗なものは
かなりお値段がします。
トルコ石は、ヨーロッパで取れる石ではないのですが、古代からアジア地方からの特産物として持ち込まれ、人気のある宝石として長い歴史があります。
またドイツやイタリアは、トルコ石のカットでも有名で、特にイタリアでは、カメオで使用するのをはじめ、サンゴと並んで不透明の石の中ではとても人気があり、トルコ石というとインディアンジュエリーのカジュアルなものを想像する事が多いですが、イタリアでカットされたりデザインされたトルコ石は世界中に高級ジュエリーとして流通しています。
今回の仕入れでは、面白いトルコ石を探そうと、くまなく探して周り、沢山収穫がありました。
まずは、ドイツのカットらしいトルコ石から。
まず、こちらは大粒のドロップ型のルースの表面を、細かくミラーカットが施されたペアのトルコ石です。
淡いブルーの色合いが、大きさがあるにもかかわらずそれほど大げさにならない良い雰囲気になっています。
トルコ石 ラウンド \9,000(税別)
コゴロン ラウンド \12,000(税別)
こちらも表面に幾何学的なカットをされたトルコ石です。同じシェイプでコゴロン(ホワイトアゲート)です。
淡いブルーと白い石の組み合わせも綺麗ですね。
表面のやわらかいカーブを描いたカービングがとても綺麗なトルコ石です。
とても立体的な彫りで左右対称のペアのルースは、イヤリングにもいいし、
おもしろいペンダントにもなりそうです。
サンゴ カービング オーバル \65,000(税別) ※売約済み
最後は、番外編でトルコ石ではなくサンゴです。
とても淡いピンク色が美しい、エンジェルスキンカラーのカービングサンゴです。
中心から輪郭へ向けてすこしずつ色が濃くなっていくグラデーションがとても綺麗です。
ご紹介したトルコ石、サンゴだけでなく、オニキスや各色のアゲートなど、
不透明な宝石たちも本当に魅力があります。
次回はもう少し変わったルースたちをご紹介します!