こんにちは、アダンスタッフの中井です。
国立新美術館にて、開催されているミュシャ展に行ってまいりましたので
そのレポートをいたします♪
アールヌーヴォー様式の巨匠、アルフォンス・ミュシャ。
数々の商業ポスターや挿絵手がけていて日本でもとても人気な画家ですよね〜!
特に有名なのが女性と花を、平面と曲線をうまく使って表現している装飾ポスターの”四季”シリーズや、ヒヤシンス姫などでしょうか・・・
今回の見所は、「スラブ叙事詩」。
ミュシャの作品の新たな一面を垣間見れたように思います。
”故郷を愛し、人道主義者でもあった彼は、自由と独立を求める闘いを続ける中で、スラヴ諸国の国民をひとつにするため、チェコとスラヴ民族の歴史から主題を得た壮大な絵画の連作を創作した” ミュシャ展(http://www.mucha2017.jp/slav/)より引用
とのことで、
ヨーロッパ大陸の中心に位置し、他国の支配を受け続けたチェコ、スラブ民族について理解を深められる作品でした。
幻の超大作と呼ばれる全20作からなるこの「スラブ叙事詩」は、チェコ国外での国で公開されるのは世界初。
外国人観光客が、足を伸ばしていたのも納得です。
基本的に館内は撮影禁止。一部撮影OKなところがあったので、少し公開します。
大人気のミュシャですが、
同じタイミング草間彌生展(〜5月22日まで)の駆け込み客が会場をさらに混雑させ、
帰る頃にはチケット売り場も長蛇の列。(館内も入場に60分待ち、お土産コーナーもかなりの長蛇の列でした)
朝頑張って早起きして行くことをおすすめします!
会期:2016年3月8日-6月5日
休館日:火曜日
会場:国立新美術館
お問い合わせ:03-5777-8600
あ、そうそう、余談ですが、
スラブ叙事詩以外にも、ミュシャの装飾ポスターなどの展示作品があったのですが、
そのほとんどが「堺市」からのもの。
なぜ・・・・・と疑問に思って調べたところ、
大阪の堺市には「堺 アルフォンス ミュシャ館」というものが存在するらしいのです。
ミュシャの知名度が低い頃から個人的に作品を収集していた土居君雄さんの500点にも登る”ドイ・コレクション”を1990年に土居氏が亡くなってから、遺族が土居氏の新婚時代を過ごした大阪の堺市に寄贈されたようです。
何を隠そう中井の地元です・・・灯台下暗し。
入館料もたったの¥500。
ぜひ皆様も足を運ばれてみてはいかがでしょう。
(〜6月30日まで改装工事のため臨時休業)